「国の年金制度は破たんする」は大きな誤解! 若い世代はむしろ“年金額が増える”かもしれない意外な理由 /finasee

finaseeの連載「ファイナンシャル・ウェルビーイングをかなえるお金の知恵」に「国の年金制度は破たんする」は大きな誤解! 若い世代はむしろ“年金額が増える”かもしれない意外な理由」を掲載しています(2024/9/2掲載)。

お金とウェルビーイングの関係を考えたとき、社会保障制度への信認の有無は重要なパーツです。実際政府への信認は幸福度調査のパラメーターの1つですが、日本では基本的に「国のやることは信じない」というのが格好良く見える傾向があってか、基本的にネガティブな視点になりがちです。

「国もバカなことはしないだろう」「払ったんだから、もらえるだろう」くらいでもいいので、少し前向きの信認をしたうえで、適切な年金制度理解に進めれば、目の前の幸福度もあがるのではないでしょうか。

https://media.finasee.jp/articles/-/14171

社員のウェルビーイング向上は会社にとって大きくプラスである /ウェルビーイング経営と企業年金 月刊企業年金

企業年金連合会発行「月刊企業年金」2024年9月号に、「ウェルビーイング経営と企業年金 第4回」として「社員のウェルビーイング向上は会社にとって大きくプラスである」を寄稿しています。

ウェルビーイングを企業内で議論するとき、しばしば「先に社員を幸せにする施策をうつのはおかしい」という意見があります。「仕事で結果を出すのが先だろう」という昭和的ロジックです。

生産性3割向上、売上37%増、離職率6割減少、業務上事故率7割減少といった効果が、「ウェルビーイングの高い人材」と「そうでない人材」のあいだに生じうるということを紹介し、会社が社員の幸福度を高めることは先んじて取り組んでもおかしくないと示しています。

このとき、職域内と職域外で社員のウェルビーイング向上施策があるわけですが、退職金・企業年金制度は職域外、社員の個人的な資産形成と老後の安心のために働きかける制度です。直接業務とはリンクしてこないだけに、どう社員に認知をしてもらい、現役社員のウェルビーイング向上につなげていくかがポイントになります。

投資で幸せになれるのか? ~お金のウェルビーイングについて、ひふみ投信の新ファンドをきっかけに考えてみる~


 
あわせて、YouTube チャンネルに同じコラムの解説動画もアップしています。
 
ひふみ投信の新ファンド、ひふみクロスオーバーproが話題ですが、商品の説明を行う記事藤野さんが「ウェルビーイング」について触れていることに注目してみます。
ウェルビーイング、幸福は、一見すると「お金で幸せを買うものじゃない」とされますが、そうでしょうか。年収の高まり、資産額の高まり、あるいは投資をする行為そのものからウェルビーイングを高めることが可能なのです。
9月下旬にファイナンシャル・ウェルビーイングについて発表予定もあったので、そんなテーマを語ってみました。
 

(講演)50歳からのお金の話・今日から始めるじぶん年金作り

2024年8月30日、企業内研修のライフプランセミナーで2コマ講演をしてきました。「50歳からのお金の話・今日から始めるじぶん年金作り」の2テーマです。

受講対象者が50歳到達者ということで、「ここからもうひとがんばり、まだまだ老後準備にできることはある!」という話をしています。後半ではNISAやiDeCoの活用なども触れています。

この日は台風が九州・中国地方に迫っており、東京もその影響で強い雨が続くなど、なかなか大変な1日でした。こういうときにもオンラインセミナーの技術が普及したことで、受講者は便利になりました(たぶん、自宅から受講されている人もいたのではないかと思います)。主催されたAIG企業年金基金さんと受講された社員の方々のお役に立てば幸いです。

※画像はAdobe FireflyでAIが作成した講師をしている私のイメージ画像です(笑

年金所得代替率の議論、もういらない 個人は「自分の年金」が多いか少ないかを気にするべきだ /Yahoo!

Yahoo!ニュースエキスパートに「年金所得代替率の議論、もういらない 個人は「自分の年金」が多いか少ないかを気にするべきだ」というコラムを掲載しています(2024年8月27日)。他に書いていた記事ですが内容がちょっと専門的になってお蔵入りした原稿です(他所には、一部を切り出し、やわらかくリライトして提出した)。

所得代替率が50%を超えるか超えないかが、年金制度「全体」の健全性の議論には必要ですが、それが「私たち個人」のリタイア前の年収の5割の年金を意味するわけではありません。むしろ「共働き正社員夫婦」は金額ベースで多くの年金をもらう可能性があったりします(一方で、夫婦の合計所得の5割とは限らないのがまたややこしい)。もちろん、非正規で働く時期が長く、国民年金しか加入していたい場合、所得代替率がどうだろうと年金額は低くなります。

個人としてどのくらい年金がもらえそうかは、厚生労働省の努力とITの力で「見える化」できるようになっています。「ねんきん定期便×公的年金シミュレーター」を活用してぜひ自分の年金を意識してみてほしいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c3c2934713eaecd6e6369938890026fbf7a518ce

相場の急落、急反発……働きながら、あるいは子育てしながら投資をする女性はどう向き合うべきか /フィデリティ

フィデリティ投信の【女性と投資コラムVol.57】に「相場の急落、急反発……働きながら、あるいは子育てしながら投資をする女性はどう向き合うべきか」が掲載されています(2024/8/30掲載)。

こちら、女性の目線で、8月のジェットコースター相場への対処(焦らないことが第一!)という話をしています。掲載段階でいえば、下げた分はほとんど戻って、「1カ月何もしなかった人はほとんど損をしていない」ということになりました。パニックになって値下がり時に売った人だけがもったいないことになったわけです。ちょっとした「仕掛け」でこうした事態は避けて、投資をうまく続けられるようにしたいものです。

https://www.fidelity.co.jp/page/women-and-money/how-to-deal-with-market-volatility

将来年金がもらえない…はミスリードだった。「若い世代ほどもらえる年金額が多くなる」は本当? lifehacker

lifehackerさんに「将来年金がもらえない…はミスリードだった。「若い世代ほどもらえる年金額が多くなる」は本当?」が掲載されています。2024年8月29日掲載です。

マネーハック、ライフハックの視点からすると、年金制度へのちょうどよい理解は重要です。「国の年金だけで老後はOK」としてもよくないし「国の年金はどうせもらえない」は逆の目線でよくないです。

もともと年金制度について興味のない読者がバランスのよい理解をするために、ポイントをまとめてみました。

https://www.lifehacker.jp/article/2408-pension-plans

企業年金を踏まえたライフプランセミナー実施にあたっての留意点 /企業年金連合会

先日、2024年度後半にオンライン視聴できる研修の動画を収録してきました。企業年金連合会の「企業年金を踏まえたライフプランセミナー実施にあたっての留意点」です。

ちょっと前に来場者のあるリアル講演をしたばかりなので、話しやすかったですが、一方でカメラに向かって話す分、話す内容はちょっと固めになっています(時間も少し短め)。

業務上の都合で参加が難しい場合は、オンライン研修をぜひ活用していただきたいですが、ライブで聞いていただけたほうがちょっとだけ分かりやすいかもです(あと、リアル講演では笑いも取りに行きます!)

5年に一度の財政健康診断、年金制度の今後を検証し見えてきた事実 /mymo

mymo~わたしのお金をもっと考える の連載「ライフプラン3.0時代を生きるルール」で「5年に一度の財政健康診断、年金制度の今後を検証し見えてきた事実」が掲載されています(2024年8月26日)。7月の年金財政検証結果を受けて、いくつかのメディアに寄稿したもののひとつですね。

読者ターゲットが若い世代(Z世代含む)なので、年金制度に対するネガティブイメージの修正と、若い世代の年金水準向上の可能性(特に働く女性)について触れています。

本文で「今回の結果は、5年前の結果より安定的なものとなったことが話題となっています(あるいは、不安を煽れない内容なのでスルーされています)。」と書いていますが、カッコ書きの部分、この1カ月のメディアの様子を見る限り、割とそんな感じですね。

例えば週刊ダイヤモンド、来週発売号までの大見出しに年金の話題がありません。「ずっと責めてたけど、意外といいじゃん!公的年金」とかやってもらいたいところです。

https://mymo-ibank.com/money/8118