5年に一度の財政健康診断、年金制度の今後を検証し見えてきた事実 /mymo

mymo~わたしのお金をもっと考える の連載「ライフプラン3.0時代を生きるルール」で「5年に一度の財政健康診断、年金制度の今後を検証し見えてきた事実」が掲載されています(2024年8月26日)。7月の年金財政検証結果を受けて、いくつかのメディアに寄稿したもののひとつですね。

読者ターゲットが若い世代(Z世代含む)なので、年金制度に対するネガティブイメージの修正と、若い世代の年金水準向上の可能性(特に働く女性)について触れています。

本文で「今回の結果は、5年前の結果より安定的なものとなったことが話題となっています(あるいは、不安を煽れない内容なのでスルーされています)。」と書いていますが、カッコ書きの部分、この1カ月のメディアの様子を見る限り、割とそんな感じですね。

例えば週刊ダイヤモンド、来週発売号までの大見出しに年金の話題がありません。「ずっと責めてたけど、意外といいじゃん!公的年金」とかやってもらいたいところです。

https://mymo-ibank.com/money/8118

「パワー資産形成カップル」の目指し方~ダブル年金、NISA、iDeCoを上手に活用

楽天証券トウシル「なんとなくから卒業!実践・資産形成術」「パワー資産形成カップル」の目指し方~ダブル年金、NISA、iDeCoを上手に活用」が掲載されました(2024/8/20)。

公的年金、モデル年金が「会社員+専業主婦」としているということは「共働き正社員夫婦」はモデル年金を上回る定期収入を老後に確保できます。この「ダブル年金」の価値を評価しつつ、NISAやiDeCoも可能な限りダブルNISA、ダブルiDeCoとできれば、さらに老後の安定性が増しますよ、という話です。ちなみにダブル退職金もついてくれば老後の心配はあまりないかもしれません。

それくらい共働き正社員夫婦には価値があります。特に大切なのは女性の年収をキープしたり、大きく落とさないために「男性が何ができるか」。自分の年収のことだけでなく、夫婦でどう働くかにも目を向けてみてほしいと思います。

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/46153

メディアとSNSが株価急落と危機感を煽ったけれど、焦って投資信託を売った人はほんの一部だった話

2024年8月19日に、Yahoo!ニュースエキスパートに「メディアとSNSが株価急落と危機感を煽ったけれど、焦って投資信託を売った人はほんの一部だった話」を掲載しています。

さんざんネットやメディアが煽った割に、個人がパニクって日本中で売り注文の嵐になったわけでもないし、日本中に破産した人があふれたわけでもありません。オルカンがマイナスになった日があったと大騒ぎする人もいましたが、金額としてはわずかですし、下落日の投資信託とはえてしてそういうものです(利益確定した人もその中にはいますし、全員が大損で売ったとは限らない)。

ニュースで話題にされている青汁王子のように、信用取引に高額をつぎ込んで短期取引の儲けをねらったのでなければ、普通の人は一夜にして破産することはありませんので、まずは焦らず投資をすることを考えていきましょう。また、焦らなくてすむような体制づくりをしたいところです(一番いいのは、投資金額を少なくスタートすること、そして手元に現金のポジションを多めに残しておくこと)。

人生100年時代を豊かに過ごすための社会人のためのマネープラン(40~50歳代向け) /企業年金連合会

企業年金連合会では確定拠出年金導入企業の継続教育支援を行っていますが、そのオンライン研修のメニューのひとつとして「人生100年時代を豊かに過ごすための社会人のためのマネープラン(40~50歳代向け)」を講演、収録してもらいました。

金融リテラシーの基本と、老後に備える考え方のベースを1時間くらいで学べるコンテンツとなっています。会社として契約いただいている場合、社員の皆さんは受講できると思いますので、社内通知でお知らせがあればぜひ視聴してみてください。(ということでURLは載せられません)

※画像はAdobe firefly にてAIに作ってもらったもの

公的年金を「ゆるく信じる」とあなたのウェルビーイングが上がる?/新潟ろうきん夢咲CLUB

新潟ろうきんさんの「夢咲Club通信」に「お金と幸せの大事な関係」という連載をしていますが「公的年金を「ゆるく信じる」とあなたのウェルビーイングが上がる?」という記事が掲載されました。

ギャラップ社のワールドハピネスレポートでは日本の幸福度は51位と低いですが、国に対する信認の低さはマイナス要因のひとつとなっています。実は日本の年金制度はよくできているし、財政状況も問題ないし、視点を変えてみたら、私たちの幸福実感はちょっと変わってくるかもしれません。そんな記事を提供してみましたが、いかがでしょうか。

新潟ろうきん 夢咲CLUB https://www.n-yume.jp/club/
掲載号 https://www.n-yume.jp/club/doc/yumesaki_70.pdf

iDeCoの上手な続け方~株価が急変動しても焦らないで /企業年金連合会iDeCoライブ配信セミナー

2024年8月10日、企業年金連合会主催のiDeCoライブ配信セミナー「iDeCoの上手な続け方~株価が急変動しても焦らないで」で講演しました。

企業年金連合会の立場でお話するため、あまり突っ込んだ話がしにくい(例えば相場の上下動の見通しなどは語れない)範囲ですが、短期的な下落時に焦らずに中長期で資産形成を意識していきましょう、というお話ができたと思います。

実はこの企画を動かしたときにはここまでジャストタイミングで株価が下がるとは思っておらず「投資を続けていれば下がることもあるから、そこにフォーカスを当ててお話をしましょう」というくらいの設定でした。史上1位の下落があった直後でしたので、投資初心者ほど参考になるヒントがあったのではないかと思います。

実際には、焦って投資信託を手放した人はあまり多くなかったようで、中長期投資の理解は着実に普及しつつあるのかなと感じています。

ファイナンシャル・ウェルビーイング入門講座(コラム提供)

金融財政事情研究会(きんざい)さんが「ファイナンシャル・ウェルビーイング入門講座」を開講しています。2冊のテキストにファイナンシャル・ウェルビーイングの基本的な考えがぎゅっとまとめられています。

私はコーヒーブレイクとしての章末コラムを5本書かせていただきました。

1.お金のウェルビーイングは増やすことだけでなく、気持ちよく「使うこと」にも
あり
2.推し活もまたお金のウェルビーイング?「自分らしい」お金の使い方がウェルビーイングを高めるヒントかも
3.マネープランやライフプランはウェルビーイングを高めるが、人生の幸せを縛るものではない
4.投資を通じて得られるお金のウェルビーイング~お金を増やすだけでない感覚~
5.退職金・企業年金制度の理解は会社員のお金のウェルビーイング問題の中核かもしれない

金融機関の職員向け、あるいは企業内のウェルビーイング推進担当者向けのテキストとなっていますが、興味がある方はぜひご受講ください。

https://store.kinzai.jp/public/item/edu/C/567

株安、円高でオールカントリーが値下がり。新NISA初心者が知っておきたい、為替リスクとの付き合い方

楽天証券、トウシルなんとなくから卒業!実践・資産形成術にて「株安、円高でオールカントリーが値下がり。新NISA初心者が知っておきたい、為替リスクとの付き合い方」が掲載されています(2024年8月6日掲載)。

なんとなく、オールカントリー系やS&P500系を買っておけばよい、という印象が流布されていますが、成長率が平均的に高い投資対象であっても、もちろんリスクがあることを知っておく必要があります。株価は短期的には下落することがありえますし、為替はしばしば投機的な動きで経済実態とは離れた動きをすることもあります。特に円安傾向で、外国の株価水準以上に資産価値が上がっていたような気がしていた分は、円高に振れると強い値下がり感が生じます。

長い目で見れば、オールカントリー系投資信託を保有すること、積立投資をすることは悪くない選択肢だと思われますが、短期的に焦らないことが大切です。

株安、円高でオールカントリーが値下がり。新NISA初心者が知っておきたい、為替リスクとの付き合い方