積立貯金で旅行に行くあの感覚、老後のお金の準備にも活かしてみよう

フィデリティ「女性と投資」連載コラムに「積立貯金で旅行に行くあの感覚、老後のお金の準備にも活かしてみよう」が掲載されています(2024年9月30日)。

毎月一定額を積み立てて、「1年後に旅行に行こう!」というあの感覚、老後資産形成にも活かしてみようというお話です。老後のお金の準備といえば「暮らしていけないから貯める」というイメージが先行しがちですが、これではあまり前向きにがんばろうというモチベが上がりません。

現実的にはおおむね日常生活費を公的年金が支えてくれます(余裕はありませんが)。一方で一生涯もらえるので日常生活費でお金がなくなる心配はあまりありません。

老後に2000万円、も、教養娯楽費、交際費といった「老後の楽しみ予算」と考えられます。だとすれば、「老後のために毎月コツコツ貯め、増やしていけば、国内の世界遺産に旅行に行ける!」「老後は月イチで美術館とか博物館展示を見に行くことをやりたい!」のようなイメージを持てば、iDeCoやNISAでの老後のための資産形成もやる気が増してくるはずです。

前向きに資産形成をがんばる発想で、毎月の積立投資を続けて欲しいと思います。

明日にもつぶれそうなヤバい会社の見分け方~「船井電機のように「出社したら倒産」とならないため「すぐ逃げるべき5%の会社」を見極めるシンプルな方法」

YouTube チャンネルに新作動画をアップしました! 船井電機の倒産が、即全員解雇、25日の給与不支給となったようで大騒ぎです。つぶれそうな会社を見極められれば、転職活動を早めに行って、新しい会社に移るチャンスが得られます。
いくつかの「ヤバい兆し」をチェックして、自分の会社が「ある朝、いきなり、倒産」とならないようにしてください。

本動画は、Yahoo!ニュースエキスパートに投稿の「船井電機のように「出社したら倒産」とならないため「すぐ逃げるべき5%の会社」を見極めるシンプルな方法」(筆者執筆)の解説動画です。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b013b316a012966b7639738f659562f98e9693df https://www.youtube.com/watch?v=63yqak2CK6g

金融商品セールスのテンプレトーク「年金不安」に騙されるな! トウシル

楽天証券トウシルなんとなくから卒業!実践・資産形成術に「金融商品セールスのテンプレトーク「年金不安」に騙されるな!」が掲載されています(2024年10月29日)。今回のお題は年金不安と金融商品のセールス、というもの。

年金不安ってばくぜんとしてますが、なんとなくそうかもなあと思わせるので、セールストークにうってつけです。どうやら「少子高齢化で年金はもたない」というロジックは40年くらい前にもあったらしいですよ。お気をつけて。

編集部がまとめてくれたポイントを紹介すると以下4点です。

●金融商品セールスのテンプレトーク「年金不安」
●不安あおりのレベルはいくつかあるが、ほとんどは雰囲気言葉でしかない
●「お金を貯めたり増やしたりしすぎて困ることはない」のが救いかもしれないが……
●悪質な商品セールスについては要注意

躊躇わずに転職してもOKの時代、でも注意が必要な4つのお金の事

mymo連載「ライフプラン3.0時代を生きるルール」に、「躊躇わずに転職してもOKの時代、でも注意が必要な4つのお金の事」が掲載されました(2024年10月25日掲載)。

30年前は、「転職するなんて、考え直しなさい!」という人が相当いましたが、今はそういう時代ではありません。一方で、軽い転職がマイナスに働く可能性もあります。ポイントをいくつかまとめています。

ここでは特に、あまり指摘されない「退職金が減らされ、転職のたび細切れで受け取る」デメリットを大きく取り上げています。老後資産形成の中心は退職金ですが、転職のたび数十万円くらいを受け取ってしまうと、最後に勤めた会社の勤続期間分だけでしか退職金はもらえません。「同じ時期に辞める同僚と比べて退職金が半分?」なんてことが起きますので要注意です。

スキマバイトで人気のタイミー、新たな「年収の壁」回避策とならないか Yahoo!ニュース 

Yahoo!ニュースエキスパートに「スキマバイトで人気のタイミー、新たな「年収の壁」回避策とならないか」を書き下ろしています(2024年10月22日掲載)。タイミーの光と影、みたいな感じで、スポットワークがもしかしたら大きな救いとなる可能性と、逆に「年収の壁」回避テクのような用いられ方をしないかという懸念と、ちょっとまとめてみました。

タイミーが悪い、というよりは、スポットワークやマルチジョブのような稼ぎ方について、どう社会の仕組みが対応していくかは今後の課題ですね(特に大きな年収とならないケース。高年収になれば個人事業主として確定申告は当然必要なので)。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f28cdfbdbf34c31a9577533cb68540c1a0625c56

以下画像はAdobe FireflyにてAI作成した図です。

高所得者の年金「停止or減額すべき」提言に賛否 制度移行も必要?EXITと議論する ABEMA Prime

ABEMA Primeのニュース番組に呼ばれて出てきました。2024年10月25日放送分です。MCが、EXITの兼近大樹さんとりんたろー。さん。司会進行が平石直之アナ、パックンさん、速水健朗さん、菅野志桜里さんとレギュラーコメンテーターがいらっしゃって、私と島澤諭先生が解説でした。

ぶっちゃけた話、今回の提言は筋が悪いというか実現性は低いと考えているので、「賛成派」としてコメントを求められるのは苦しいのですが、「そもそも、高所得者は年金をもらうべきなのか」「本質的に年金は所得が得られない老後の支えという仕組み」という点だけは指摘したいと思って出演してみました。

完全アウェイかなあと思っていたら、パックンさんは、金持ちはもらわなくてもいいんじゃないか、とお話されたのが印象的でした。もちろん、年収800万円とかではなくもっと高いラインでのお話ですが。

出演してみて、ばくぜんとした年金不安は根強いんだなあということ、抜本改正すればなんとかなるという期待も消えないのだなあということを感じつつ、限られた時間の中で、トークをさせていただきました。

ABEMAPrime 高所得者の年金「停止or減額すべき」提言に賛否 制度移行も必要?EXITと議論する

YouTube動画でも配信されていますので、ご覧になってください。

↓こちらのサムネ、私は写ってない(苦笑)賛成派だからですね……

資産運用で幸せを手に入れる!インデックスとアクティブ運用、どちらが最適? トウシル

楽天証券トウシルの連載「 なんとなくから卒業!実践・資産形成術 」にて新しいコラムが掲載されています(2024年10月15日)。ファイナンシャル・ウェルビーイングと投資の関係について考えてみたものです。記事名は「資産運用で幸せを手に入れる!インデックスとアクティブ運用、どちらが最適?」です。

先月、Yahoo!ニュースでは「投資をすると幸せになれる!?~投資とウェルビーイングについてひふみの新投信を見て感じたこと~」という記事を投稿し、どちらかといえばアクティブな運用スタイルをベースにまとめてみたので、こちらではインデックス投資目線で投資とファイナンシャル・ウェルビーイングの関係を考えてみました。

企業の成長へ投資する実感をウェルビーイングと考えるか、むしろ投資の負担が軽減され日々の生活に専念できる投資環境であるインデックス運用をウェルビーイングと捉えるかは、どちらが正しいと決めつけるものではなく、考慮の余地がありそうです。

今度、早稲田大学エクステンションセンターの「ファイナンシャル・ウェルビーイング入門」ではこのテーマに触れるので、受講者の方々とも意見交換してみたいと思います。

資産運用で幸せを手に入れる!インデックスとアクティブ運用、どちらが最適?