勤労者がお金の知識を持つチャンス到来?上手に活かそう

九州労働金庫発行「夢ろうきん」で連載している「お金の知恵を身につけようvol.50」として「勤労者がお金の知識を持つチャンス到来?上手に活かそう」を寄稿しています。

企業内での金融経済教育の高まりは、勤労者にとっては大きなメリットです。「株を買え」が金融経済教育ではありませんので、労働組合もうまくこれに参加し、働く人々の金融リテラシーを高める取り組みを推進してほしいと思います。

九州労働金庫 夢ろうきん https://kyusyu-rokin.com/yumeroukin
(タイミングによってはバックナンバーページに掲載されています)

[講演]ウェルビーイングとお金の大切な関係

日本証券業協会の取り組みで、教育関係者向け金融・証券体験プログラム(学校の先生のために金融経済教育のノウハウ等を学ぶプログラム)に呼ばれて大阪で講演をしてきました。

「ウェルビーイングとお金の大切な関係~ファイナンシャル・ウェルビーイング~」ということで、金融経済教育は投資の話だけじゃないよ、ということで、幸せにつながるお金とのつきあいかた、使い方、そして貯め方という話を広くしてきました。

金融経済教育に現場で携わる先生がたが、自分自身も得心したうえでお金の教育をすることが大切です。「気持ちよく使うこともまた大事」、でも「満足度が高く、かつ後悔しないように使うのは簡単ではない」ということを生徒の意見も引き出しながら考えてもらえるといいですね。

[発表]ウェルビーイング学会 幸せになる「お金の使い方」「お金の増やし方」「お金とのつきあいかた」~ファイナンシャル・ウェルビーイング~

2024年3月10日に開催された、第2回ウェルビーイング学会学術集会の一般演題発表において論文の報告発表を行いました。
「幸せになる「お金の使い方」「お金の増やし方」「お金とのつきあいかた」~ファイナンシャル・ウェルビーイング~」というタイトルです。

ウェルビーイング学会は、取り扱うテーマが広いので(例えば、マインドフルネスのようにメンタルにフォーカスしたウェルビーイングテーマもあれば、教育現場や医療現場のウェルビーイングを取り扱うテーマもあったりする。もちろん政策的な議論もあり幅が広いのが学会としての面白さにもなっています)、ファイナンシャル・ウェルビーイングの基本について述べるような資料となっています。

中学校で金融経済教育のお話~人生100年時代に絶対役立つ! おカネのリテラシー(基本)

2024年3月7日、都内のとある中学校で、金融経済教育のお仕事をしてきました。東京都の金融経済教育の取り組みで講師派遣をしているものです。

卒業を控えた中学3年生にどんなお金の話をするかは難しいところです。多くは高校に進学をしますから、まだ社会人にはなりません。ネット広告の詐欺のようなものの注意喚起が必要だったりします。一方で、数名は社会人になることもあり、彼らには実践的なお金の知識が求められます。高校生だと学校次第でここがはっきりしてくるのが違いです(商業高校なら、基本的に就職するものとして話す。進学校なら大学生活で詐欺にだまされないような話を中心に、未来のキャリアの話をする、などなど)。

金融リテラシーのキホンを一通りなぞってお話しましたが、何かひとつでも未来のヒントとして残ってくれればいいなと思います。

(サムネはAIに画像を作らせる機能をテストしてみたものですw)

[講演]社員への金融経済教育、企業年金制度の理解が会社の成長につながる!~ウェルビーイング経営、人的資本の情報開示に繋がる話

2024年2月28日、札幌にある、とある上場企業の企業年金基金に招かれ、理事の勉強会の講師をしてきました。テーマは「社員への金融経済教育、企業年金制度の理解が会社の成長につながる!~ウェルビーイング経営、人的資本の情報開示に繋がる話」として、金融経済教育の重要性と退職給付制度音果たす役割は大きいことをお話してきました。

講演前に本社近くにある実店舗を見学してきましたが、みんな楽しそうに仕事に取り組んでいる姿が印象的でした。仕事もしっかり励みつつ、お金の不安を(給与が高いとかそれだけではなく)解消できる金融リテラシーを獲得し、また会社へのエンゲージメントも高い形で働ける社員がひとりでも増えるととよいなと思いました。