年金所得代替率の議論、もういらない 個人は「自分の年金」が多いか少ないかを気にするべきだ /Yahoo!

Yahoo!ニュースエキスパートに「年金所得代替率の議論、もういらない 個人は「自分の年金」が多いか少ないかを気にするべきだ」というコラムを掲載しています(2024年8月27日)。他に書いていた記事ですが内容がちょっと専門的になってお蔵入りした原稿です(他所には、一部を切り出し、やわらかくリライトして提出した)。

所得代替率が50%を超えるか超えないかが、年金制度「全体」の健全性の議論には必要ですが、それが「私たち個人」のリタイア前の年収の5割の年金を意味するわけではありません。むしろ「共働き正社員夫婦」は金額ベースで多くの年金をもらう可能性があったりします(一方で、夫婦の合計所得の5割とは限らないのがまたややこしい)。もちろん、非正規で働く時期が長く、国民年金しか加入していたい場合、所得代替率がどうだろうと年金額は低くなります。

個人としてどのくらい年金がもらえそうかは、厚生労働省の努力とITの力で「見える化」できるようになっています。「ねんきん定期便×公的年金シミュレーター」を活用してぜひ自分の年金を意識してみてほしいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c3c2934713eaecd6e6369938890026fbf7a518ce