躊躇わずに転職してもOKの時代、でも注意が必要な4つのお金の事

mymo連載「ライフプラン3.0時代を生きるルール」に、「躊躇わずに転職してもOKの時代、でも注意が必要な4つのお金の事」が掲載されました(2024年10月25日掲載)。

30年前は、「転職するなんて、考え直しなさい!」という人が相当いましたが、今はそういう時代ではありません。一方で、軽い転職がマイナスに働く可能性もあります。ポイントをいくつかまとめています。

ここでは特に、あまり指摘されない「退職金が減らされ、転職のたび細切れで受け取る」デメリットを大きく取り上げています。老後資産形成の中心は退職金ですが、転職のたび数十万円くらいを受け取ってしまうと、最後に勤めた会社の勤続期間分だけでしか退職金はもらえません。「同じ時期に辞める同僚と比べて退職金が半分?」なんてことが起きますので要注意です。

スキマバイトで人気のタイミー、新たな「年収の壁」回避策とならないか Yahoo!ニュース 

Yahoo!ニュースエキスパートに「スキマバイトで人気のタイミー、新たな「年収の壁」回避策とならないか」を書き下ろしています(2024年10月22日掲載)。タイミーの光と影、みたいな感じで、スポットワークがもしかしたら大きな救いとなる可能性と、逆に「年収の壁」回避テクのような用いられ方をしないかという懸念と、ちょっとまとめてみました。

タイミーが悪い、というよりは、スポットワークやマルチジョブのような稼ぎ方について、どう社会の仕組みが対応していくかは今後の課題ですね(特に大きな年収とならないケース。高年収になれば個人事業主として確定申告は当然必要なので)。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f28cdfbdbf34c31a9577533cb68540c1a0625c56

以下画像はAdobe FireflyにてAI作成した図です。

高所得者の年金「停止or減額すべき」提言に賛否 制度移行も必要?EXITと議論する ABEMA Prime

ABEMA Primeのニュース番組に呼ばれて出てきました。2024年10月25日放送分です。MCが、EXITの兼近大樹さんとりんたろー。さん。司会進行が平石直之アナ、パックンさん、速水健朗さん、菅野志桜里さんとレギュラーコメンテーターがいらっしゃって、私と島澤諭先生が解説でした。

ぶっちゃけた話、今回の提言は筋が悪いというか実現性は低いと考えているので、「賛成派」としてコメントを求められるのは苦しいのですが、「そもそも、高所得者は年金をもらうべきなのか」「本質的に年金は所得が得られない老後の支えという仕組み」という点だけは指摘したいと思って出演してみました。

完全アウェイかなあと思っていたら、パックンさんは、金持ちはもらわなくてもいいんじゃないか、とお話されたのが印象的でした。もちろん、年収800万円とかではなくもっと高いラインでのお話ですが。

出演してみて、ばくぜんとした年金不安は根強いんだなあということ、抜本改正すればなんとかなるという期待も消えないのだなあということを感じつつ、限られた時間の中で、トークをさせていただきました。

ABEMAPrime 高所得者の年金「停止or減額すべき」提言に賛否 制度移行も必要?EXITと議論する

YouTube動画でも配信されていますので、ご覧になってください。

↓こちらのサムネ、私は写ってない(苦笑)賛成派だからですね……

資産運用で幸せを手に入れる!インデックスとアクティブ運用、どちらが最適? トウシル

楽天証券トウシルの連載「 なんとなくから卒業!実践・資産形成術 」にて新しいコラムが掲載されています(2024年10月15日)。ファイナンシャル・ウェルビーイングと投資の関係について考えてみたものです。記事名は「資産運用で幸せを手に入れる!インデックスとアクティブ運用、どちらが最適?」です。

先月、Yahoo!ニュースでは「投資をすると幸せになれる!?~投資とウェルビーイングについてひふみの新投信を見て感じたこと~」という記事を投稿し、どちらかといえばアクティブな運用スタイルをベースにまとめてみたので、こちらではインデックス投資目線で投資とファイナンシャル・ウェルビーイングの関係を考えてみました。

企業の成長へ投資する実感をウェルビーイングと考えるか、むしろ投資の負担が軽減され日々の生活に専念できる投資環境であるインデックス運用をウェルビーイングと捉えるかは、どちらが正しいと決めつけるものではなく、考慮の余地がありそうです。

今度、早稲田大学エクステンションセンターの「ファイナンシャル・ウェルビーイング入門」ではこのテーマに触れるので、受講者の方々とも意見交換してみたいと思います。

資産運用で幸せを手に入れる!インデックスとアクティブ運用、どちらが最適?

年収アップや資産運用より簡単! お金の不安を今すぐ誰でも解消できる「お役立ちツール」とは

finasee 連載「ファイナンシャル・ウェルビーイングをかなえるお金の知恵」に新しいコラムが掲載されています(2024年10月11日)。今回のテーマは「家計簿とウェルビーイング」というお題。

といっても「面倒な記帳」のようなストレスがあってはウェルビーイングは高まりませんから、ラクをして記帳ができるスマホアプリを紹介しつつ、お金の不安解消のノウハウをご紹介しています。

 年収アップや資産運用より簡単! お金の不安を今すぐ誰でも解消できる「お役立ちツール」とは

そもそも、家計簿は「つけること」が目的ではなく「未来をよくすること」が目的です。家計簿アプリは家計簿をつけるという負担を極小化してくれる素晴らしいツールだと思います。しかも分析機能などもついている!(例えば費目別出費やグラフ化した出費割合など、紙の家計簿だったら作図するだけで大変です)。ぜひ活用してみてください。

講演 仕事に専念するために、今と未来のお金の不安を解消しよう~ファイナンシャル・ウェルビーイングと金融リテラシー~

公益財団法人 日本知的障害者福祉協会 の「第60回全国知的障害福祉関係職員研究大会」に招かれて、「仕事に専念するために、今と未来のお金の不安を解消しよう~ファイナンシャル・ウェルビーイングと金融リテラシー~」というお題で講演をしてきました(2024年10月4日)。

今回の研究大会、大会テーマが『今こそ学び、語り合い、深めよう、「私たちのウェルビーイング」』となっており、ソーシャル・ウェルビーイング、キャリア・ウェルビーイング、フィジカル・ウェルビーイング、ソーシャル・ウェルビーイングと分科会に分かれていろんなテーマでウェルビーイングについて学ぶプログラムとなっていました。私はファイナンシャル・ウェルビーイング分科会でお話をした次第です。

後半はグループワークの時間も設定し、お金のことを少し話し合いながら、幸せとのつながりを確認する取り組みも行いました。お金の不安をスッキリさせることは、仕事への集中にもつながります。これからのお仕事に役立ったのであれば何よりです。

個人的には、翌日の仕事のため日帰りになってしまい恐竜博物館を楽しめなかったのが残念でした。新幹線の延伸により、福井は手軽にいけるようになりましたので、近いうちに再訪したいと思います!

ウェルビーイングとはそもそも何か〜ファイナンシャル・ウェルビーイング原論

早稲田大学エクステンションセンターで「ファイナンシャル・ウェルビーイング入門~幸せを得るために大事なお金の話」という講座を受け持ちました。初回が2024年9月30日に行われました。

初回のお題は「ウェルビーイングとはそもそも何か〜ファイナンシャル・ウェルビーイング原論」ということで、ウェルビーイングとは何か、その構成要素としてあるファイナンシャル・ウェルビーイングとは何かを、総論、原論として解説をしました。

自分自身、改めて「ファイナンシャル × ウェルビーイング」という位置づけを整理することができたと思います。

少人数の講座ということもあり、受講者ともディスカッションをする時間を設けながら、理解を深めていければと思っています。

※画像はAdobe Firefly で作成したもの

NISAと長く付き合うために初心者がやっておきたい2つの仕掛け

mymoの連載「ライフプラン3.0時代を生きるルール」に「NISAと長く付き合うために初心者がやっておきたい2つの仕掛け」が掲載されています(2024年9月25日)。若い世代に向けたメッセージとして、8月頭のような急落、急騰が起きたときにも投資を続けられるようにするヒントをまとめています。

9月になってみると、株価はほぼ回復しており、あの騒動はなんだったんだろう、という感じです。無理に売買をせずに(特に損失確定をせずに)、1カ月を過ごせるかどうかが大切です。問題は「下がっても、焦らずに続けられるように自分を整えておく」ことで、そのために自分に講じる「仕掛け」は本文でご確認ください。

https://mymo-ibank.com/money/8210

国内株と米国株の投資比率を考える。S&P500、オールカントリーだけで大丈夫?

楽天証券さんのトウシル連載「なんとなくから卒業!実践・資産形成術 」に「国内株と米国株の投資比率を考える。S&P500、オールカントリーだけで大丈夫?」が掲載されています(2024年9月24日)。

「オールカントリー」+アルファ、としての日本株投資組入比率向上の話をしてみました。オールカントリー系ファンドはインデックスそのものの条件(世界の株式時価総額比率)から日本株投資比率がちょい低すぎる印象があります。よしあしはありますが、「もうちょい日本株投資比率を上げよう」という人のためのヒントです。

編集部がまとめてくれた4つのポイントは以下のとおりです。

●円高、国内外株安を受けて、国内株投信の残高が伸びたという
●「国内株5%は少ない!」と思うなら、オールカントリー「+α」は悪くない戦略
●国内株投資比率を何割にするべきかはかなりの難問
●ざっくり考える「米国株+日本株」

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/46502