企業年金連合会のオンライン研修の収録をしています。「ファイナンシャル・ウェルビーイングと企業年金」というテーマです。
オンライン研修なので、いつでも受講可能となっています。ファイナンシャル・ウェルビーイングについて興味を持たれた方、あえて「企業年金」とファイナンシャル・ウェルビーイングの関わりについても紹介していますので、一般的な目線(家計管理はNISA活用など)と違う理解を深めていただければ幸いです。

朝日新聞デジタル「年金 私たちの暮らしは 第5回」の「受け取れる年金は?「フラペチーノや最新式スマホは買えなくても…」」にコメントしています(2024年7月23日)。
朝日新聞デジタル 受け取れる年金は?「フラペチーノや最新式スマホは買えなくても…」
記事の後半、「日常生活費は公的年金でなんとかカバーする。このお金は100歳でも120歳でも生きている限り、終身で受け取れるという公的年金の価値をしっかり理解することが大事」といった感じのコメントをしています。国の年金は、終身年金が保障されていることが一番価値があるというポイント、理解したいところです。長生きをすれば、納めた保険料以上の給付を受けることもあります。「あなたの保険料分の給付はもう終わったので、来月から年金はゼロ円です」ということはないのです。
企業年金連合会の実施する、「企業型DCライブ配信セミナー 企業型DCを上手に活用しよう」の講師をしました(2024年7月17日)。企業年金連合会では、企業型確定拠出年金実施企業の継続教育の取り組みを支援しており、たくさんの企業が同時に受講できるオンライン配信を行っています。
今回は若い世代(~40歳前後)を念頭に、資産配分の検討を行うプログラムも盛り込まれています。複数の講師が担当するので基本となる資料が用意されていますが、トーク部分では少しオリジナリティを出しつつお話をさせてもらいました。
また、質疑応答タイムがあって、ここでは割と本音でお話をしていますので、企業型確定拠出年金を実施する中小企業で興味があれば、企業年金連合会にお問い合わせください。
ソコストさんの無料イラストを使わせてもらいました https://soco-st.com/
NewsPicksの記事「【図解】新NISAとiDeCoで「お金を増やす」ガチな方法」について、取材と図版作成の協力をしています(2024年7月15日)。NewsPicksお得意の図をたくさん使った解説記事となっていますので、有料記事ですがぜひご覧ください。
https://newspicks.com/news/10223520/body
楽天証券トウシルの連載「なんとなくから卒業!実践・資産形成術」に2024年7月6日「年金問題の正しい見方:【年金財政検証】で投資家がミスリードしてはいけないこと」が掲載されています。
(もうひとつの年金コラムと同日掲載だったのに気がつかなかった!)
個人投資家にとって、年金財政検証結果をどう捉えておくべきかは、過剰な運用リスクを避けるためにも重要です。ここでは「年金運用だけが年金財政の全てを決めるわけではないこと」と「そもそもの国の経済成長が年金制度の持続的安定性を高めるのであって、年金だけの問題にしてはいけない」というポイントを整理しています
本文ラストに書きましたが年金破たん論に引きずられて、あなたの運用方針が過剰な高リスク運用になることが一番の問題です。気をつけましょう。もうひとつのコラム「【年金財政検証】年金破綻論に騙されるな!個人投資家は、将来の年金をどれくらい織り込むべきか」と合わせて読んでもらえるとありがたいです。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/45732
日経新聞電子版、2024年7月7日掲載分で「新NISAとiDeCoを併用、定期預金も継続(山崎俊輔氏)
プロに聞く「新NISA、私はこう使う」」が掲載されています。(会員限定記事)
これは昨年12月発売のムック本「新NISA 商品選び完全ガイド」掲載のインタビュー記事が、日経ブックプラスにも抜粋して転載されていて、さらにそれが転載されたもの、だと思います。
私の記事をご覧になったら、他のインタビューをされている識者の「NISA、私はこう使う」もチェックしてみると役に立つと思います。
日経記事 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB027J70S4A700C2000000
楽天証券トウシルに「【年金財政検証】年金破綻論に騙されるな!個人投資家は、将来の年金をどれくらい織り込むべきか」が掲載されました(2024年7月7日)。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/45745
年金財政検証結果が出たことを受けての記事です。年金破たん論に引きずられるあまり、過剰なリスクテイクをして投資をしたり、詐欺に引っかかったり、必要以上の資産形成をして目の前の生活を味気ないものとしすぎるのはうまくありません。
今回の一連の報道、今のところは破たん論のような煽り記事はあまりないようですが(思ったよりメディアがトーンダウンしている印象)、ちょうどよい理解度とちょうどよい信認をもって年金制度と接していただければと思います。
企業年金連合会発行、「月刊企業年金」2024年7・8月号に、連載「ウェルビーイング経営と企業年金」の3回目として「個人目線で一度 ウェルビーイングについて考えてみる」が掲載されています。
ウェルビーイング経営について語る人が「経営目線」で考えるあまり、しばしば「個人目線」でのウェルビーイングについて見失っていることがあります。ウェルビーイング経営は、個人のウェルビーイング向上あってこそ企業にプラスになる話です。
そして、退職金・企業年金制度は、個人の将来の経済的不安を解消し、幸福度の高い現役時代を送るとともに、目の前の仕事に専念し会社にも貢献するような、ウェルビーイングのサイクルに組み込まれている必要があります。