なくしてもかまわないお金で運用?

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リスク資産の運用は「なくしてもかまわないお金で」という
言葉をよく聞く。

本当にそうだろうか。
確かに投資信託や株式で運用すれば元本割れのリスクはあるが、
全損のリスクを回避する運用は可能だし、きちんと分散投資を行えば、
年率-15%程度ですむはずだ。
(たとえば、機関投資家の企業年金連合会が過去20年でもっとも損失を
 出した年でも-15%を超えていない)

あるいは、資産の一部分をリスク運用に回せば、さらに損失割合を
減らすことは可能である。たとえば先ほどの資産配分で-15%であっても
そもそもリスク運用に回す額を半分にしておけば、全体での損失割合は
-7.5%ですむ。

また、「なくしては困る」が「リスクを取らざるを得ない」場合もある。
退職後の老後資産形成などはまさにそれで、
なくしては困るのはもちろんだが、年率2%以上で増やすためには
リスクを取らざるを得ない。

FPや金融機関が下手な運用提案をしてしまうときのリスクヘッジのため、
あるいは視聴者や読者からクレームを受けるのが面倒だから
「なくしてはかまわないお金で運用」と簡単に言うのであれば問題である。

そもそも「なくしてもかまわないお金」なんか、この世の中にはないのだ。


(参考)
http://financialwisdom.jp/weblog/2007/07/_financial_adviser_2.html

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このページは、が2007年7月22日 05:30に書いたブログ記事です。

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