2007年7月アーカイブ

スパイラル、というと「デフレスパイラル」のようにネガティブなイメージがあるが、
今の時代に合った「資産増スパイラル」というキーワードを考えてみた。

所得増(転職やキャリアアップ、共稼ぎなど)
  ↓
貯蓄増(家計の見直しや効率化)
  ↓
運用増(資産運用のチャレンジとリターンの獲得)

という「いいスパイラル」を自分に起こそうというものだ。
「キャリアアップ」「家計改善」「運用」は
別々に語られがちだが、実は3つを有機的につなげていくことが
とても重要だと思う。

特に若い人ほどチャレンジする必要は高いし、効果も大きい。

(初出)
07年6月2日 AllAbout 資産増のスパイラルに乗れ(PDF閲覧可能)

リスク資産の運用は「なくしてもかまわないお金で」という
言葉をよく聞く。

本当にそうだろうか。
確かに投資信託や株式で運用すれば元本割れのリスクはあるが、
全損のリスクを回避する運用は可能だし、きちんと分散投資を行えば、
年率-15%程度ですむはずだ。
(たとえば、機関投資家の企業年金連合会が過去20年でもっとも損失を
 出した年でも-15%を超えていない)

あるいは、資産の一部分をリスク運用に回せば、さらに損失割合を
減らすことは可能である。たとえば先ほどの資産配分で-15%であっても
そもそもリスク運用に回す額を半分にしておけば、全体での損失割合は
-7.5%ですむ。

また、「なくしては困る」が「リスクを取らざるを得ない」場合もある。
退職後の老後資産形成などはまさにそれで、
なくしては困るのはもちろんだが、年率2%以上で増やすためには
リスクを取らざるを得ない。

FPや金融機関が下手な運用提案をしてしまうときのリスクヘッジのため、
あるいは視聴者や読者からクレームを受けるのが面倒だから
「なくしてはかまわないお金で運用」と簡単に言うのであれば問題である。

そもそも「なくしてもかまわないお金」なんか、この世の中にはないのだ。


(参考)
http://financialwisdom.jp/weblog/2007/07/_financial_adviser_2.html

資産運用ではリスクを抑え、可能な限り高いリターンを得るためにポートフォリオ(資産の組み合わせ)を考える。

稼ぎ方にもポートフォリオを考えてみることもできる。
ひとりで稼ぐのであれば、副業などが考えられる。
これはつまり、ひとりで複数の稼ぎ方をもつことで、ポートフォリオを構築する考え方だ。
不動産オーナーなどもそのひとつといえるだろう。
リスクをとった稼ぎ方と、安定的な稼ぎ方を組み合わせることができればより効果的だ。

夫婦であれば、共稼ぎが考えられる。
ひとりで年収を増やすのが大変でも、共稼ぎで増やすことは比較的容易だ。
また、夫婦の場合は、違った働き方をすることで、失職のリスクへの抵抗力がつく。
もちろん、上手に家事をシェアすることもお忘れなく。

(初出)
2007年04月30日 30代の稼ぎ方ポートフォリオ!1シングル編
2007年05月23日 30代の稼ぎ方ポートフォリオ!2専業主婦編
2007年05月23日 30代の稼ぎ方ポートフォリオ!3共働き編

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